2022/10/09 12:42

車を走らせて新潟まで。
毎年お願いしている稲穂と稲藁を頂きに、小さな農家ささげ米 の田んぼへ行って参りました。



今年は稲刈りの時に行きたかったのですが、9月の不安定なお天気でスケジュールが合わず、断念。
植物を扱うお仕事は自然が相手なので、こちらの都合に合わせてはくれないし、毎年同じなんてこともありません。

谷川岳の下を通る関越トンネルを抜けて、湯沢を過ぎると魚沼の田んぼが広がりとても気持ちのよい景色になります。
刈り終わった田んぼや、収穫中の田んぼ。
高速道路の両脇には一面の田んぼが広がっています。
当たり前ですが、1年に1回の収穫で1年分のお米をまかなっているんですよね。
日本の食を昔から支えてくれているお米。
安全を守りかわらず作りつづけてくれている事に感謝です。

ささげさんの田んぼは新潟県の三条市。
栄スマートインターをおりて、市内へは向かわず田んぼの間の道を抜けて、山の方へすすむと4代目のご自宅があります。
収穫後の乾燥や精米で忙しい中、今年もたくさんの稲穂と稲藁を用意してくれていました。
減農薬、有機肥料で栽培されたささげ米の稲藁をつかって、
アトリエカバンヌのしめ縄は編まれています。
なぜ稲藁を使っているのかは、改めてお話しするとして、
泥のついた下の方の葉を取り、吊るして乾燥させた稲藁を、
早速、信頼する編み手のアシスタントKに託し、
それぞれ手分けして、しめ縄とパーツ作りをはじめています。

あいにくのお天気でしたが、合間をみて植物ハントのお散歩へ。
自然豊かなご近所散歩は宝の山で、とても楽しい。
ささげ家のみんなにお宝植物を伝授しながら、ご近所の方に植物のお裾分けを頂き、
自然との距離が近い生活は羨ましく、後ろ髪引かれながら、帰路へとつきました。



・・・おまけ・・・
ささげ家の5代目?はお腹の中にいる時からのお付き合い。
新潟にUターンする前はご近所さんで、もうすぐ生まれるねぇ、と
大きなお腹のママ&パパとたくさん話して、飲めないママを尻目にワインを飲んで、
別れた夜中に陣痛が来て、5代目が誕生しました。
そして、出産から次の日に、まだ見た目胎児の5代目と初対面。
そこから人見知り期を経て、いまではすっかりお友達に。
今回の滞在中もたくさん遊びました。
どんどん成長していく5代目。気分はすっかり親戚のおばさんです。